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人工言語エスペラントの分詞表現

「世界平和の為に中立で学びやすい言葉を作ろう!」とザメンホフ博士が考案した人工言語であるエスペラント。
ウィキペディアにエスペラント版があったり(結構充実している!)、グーグル翻訳でもエスペラントとの翻訳を扱っていたりと世界的に広く認知された人工国際語です。

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分詞

動詞の活用に関するものとしてエスペラントの「分詞」を紹介します。
英語でいえば、「現在分詞(-ing)」と「過去分詞(-ed)」の二種類でそれぞれ能動態と受動態の意味を持ちますよね。
過去分詞の不規則動詞の暗記、頑張ったなぁ。

エスペラントの分詞は英語とは違って六種類あるんです!
エスペラントを考案したザメンホフ博士が学んだ言語にこういった分詞を持つものがあって、博士が「こりゃ便利じゃ」って採用したんでしょうかね。

エスペラントは単語の語尾で品詞を区別することができ、動詞の原形は”-i”です。(ちなみに名詞は”-o”、形容詞は”-a”、副詞は”-e”)
分詞は名詞、形容詞、副詞としての使い方がありますが、ここでは形容詞(”-a”)としての使い方を紹介します。

過去・完了は”i”、現在・継続は”a”、未来・未然は”o”が使われています。
もちろんどんな動詞であっても全て規則変化します。(不規則変化はありません!)
覚えやすい!、です…よね……

  • 能動
    • 完了:viro leginta gazeton 雑誌を読んでいた男(いまは読んでいない)
    • 継続:viro leganta gazeton 雑誌を読んでいる男
    • 未然:viro legonta gazeton 雑誌を読もうとしている男(まだ読みはじめていない)
  • 受動
    • 完了:gazeto legita de viro 男に読まれていた雑誌
    • 継続:gazeto legata de viro 男に読まれている雑誌
    • 未然:gazeto legota de viro 男に読まれようとしている雑誌
    • “de”(デ)は前置詞で「~によって」という意味

この分詞が形容詞句や副詞句になって文章に盛り込まれることでエスペラントの表現力が豊かになっていると思います。
長い文章だと骨が折れるけど。

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