「世界平和の為に中立で学びやすい言葉を作ろう!」とザメンホフ博士が考案した人工言語であるエスペラント。
ウィキペディアにエスペラント版があったり(結構充実している!)、グーグル翻訳でもエスペラントとの翻訳を扱っていたりと世界的に広く認知された人工国際語です。
使う文字は28個のアルファベットです。
アルファベット 28文字
エスペラントは下のような28個の文字からなるアルファベットを使用します。
英語と比べると、Q/W/X/Yの4文字が無い代わりに、Ĉ/Ĝ/Ĥ/Ĵ/Ŝ/Ŭのように字上符を持つ6文字があります。
AB C Ĉ D E F G Ĝ H Ĥ I J Ĵ K L M N O P R S Ŝ T U Ŭ V Z
a b c ĉ d e f g ĝ h ĥ i j ĵ k l m n o p r s ŝ t u ŭ v z
子音に当たる文字は一つの発音になるので、子音の発音を覚えればローマ字のように読むことができます。
Ĉ/ĉ(チョー)は英語の”ch”(church)に相当する音、J/j(ヨー)は”y”(year)、Ĵ/ĵ(ジョー)は”j”(job)、Ŝ/ŝ(ショー)は”sh”(ship)、Ŭ/ŭ(ウォー)は”w”(now)に相当します。
“ĉambro”(部屋)はチャンブロ、”krajono”(鉛筆)はクラヨーノと発音します。
Ĝ/ĝ(ヂョー)はcollege(単科大学)の”ge”に相当する感じです。
Ĥ/ĥは伝えるのがちょっと難しくて、例えば化学(chemistry)をĥemioと書きますが、kemioと書くこともあります。発音的にはケミーオです。
私自身はĥemio(ケミーオ)とkemio(ケミーオ)の違いはついていません…。
いろいろな単語でĥ表記からk表記に移りつつあるようです。
字上符付きの文字はエスペラント固有ものなので、cx/gx/hx/jx/sx/uxのように”x”をつけて代用することがあります。
Microsoft Wordで字上符をもつ文字の入力方法について日本エスペラント協会のホームページに記事があります。
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