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CEFR(セファール)とエスペラント

「世界平和の為に中立で学びやすい言葉を作ろう!」とザメンホフ博士が考案した人工言語であるエスペラント。
ウィキペディアにエスペラント版があったり(結構充実している!)、グーグル翻訳でもエスペラントとの翻訳を扱っていたりと世界的に広く認知された人工国際語です。

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ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)とは

46ヶ国が加盟する欧州評議会はヨーロッパのすべての言語に適用できる学習の評価や指導を提供するフレームワークを利用しています。
このフレームワークはヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages)、略称をCEFR(セファール)といい、ヨーロッパで外国語の習得レベルを示すガイドラインとなっています。

CEFRでは言語使用者が「聞く」「読む」「話す」「書く」の4つの技能を使ってできる実用レベルに沿ってA/B/Cの3つ、それぞれを更に2つに分類し、A1~C2の6段階で区分しています。

  • A 基礎段階の言語使用者
    • A1 学習を始めたばかりの者・初学者
    • A2 学習を継続中の者・初級者
  • B 自立した言語使用者
    • B1 習得しつつある者・中級者
    • B2 実務に対応できる者・準上級者
  • C 熟達した言語使用者
    • C1 優れた言語運用能力を有する者・上級者
    • C2 母語話者と遜色のない熟練者

このCEFRを介して、いろいろな検定間や言語間の評価基準をならすことが可能になります。

この区分では、例えば日本の英検1級はCEFRのC1に相当し、準1級はB2、2級はB1、準2級はA2、3級はA1に相当すると言われています。出典
英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語などのヨーロッパの各言語だけでなく、日本語、中国語、朝鮮語の語学検定でもこのフレームワークにレベルを対応させています。

「聞く」「読む」「話す」「書く」の4つの技能をまんべんなく学ばないといけませんが「話す」と「聞く」の学習のハードルが高いんだよな。

「話す」のもキツイけどそのまえに「聞く」ことができないともっとキツイんですよね。楽しく自然に耳と脳を鍛えないと。

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エスペラントのCEFR、KER

エスペラントではCEFRのことを Komuna Eŭropa Referenckadro(KER ケール)といい、2008年から世界エスペラント協会(Universala Esperanto-Asocio 略称UEA)がKERの検定試験を行っています。
これまでB1~C1の3レベルの検定を行っていましたが2022年からC2レベルの検定も実施しています。

2021年末までに32ヶ国で延べ2463人のKER試験の合格者がいます(その内、日本は80人)。

KER検定の受験要領などがこちらのホームページ edukado.net に書かれてます。
edukado.net には無料で30分の会話練習を10回分受講できるサービスもあります。

edukado.net → / Ekzamenoj / UEA-KER
edukado.net - la paĝaro por instruistoj de Esperanto

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