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国際語エスペラントの単数と複数の表現

「世界平和の為に中立で学びやすい言葉を作ろう!」とザメンホフ博士が考案した人工言語であるエスペラント。
ウィキペディアにエスペラント版があったり(結構充実している!)、グーグル翻訳でもエスペラントとの翻訳を扱っていたりと世界的に広く認知された人工国際語です。
とは言っても俺ら日本人にとっちゃヨーロッパ語の一種なんだよね。学びやすいのは確かだと思うけど。

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単数形と複数形

ということで、単数形と複数形があります。
複数形の表現は単数形の単語に”j“(発音は「ィ」)を付けるだけ! 例外無し!

 単数形:hundo(フンド) 複数形:hundoj(フンドィ)
鉛筆 単数形:krajono(クラヨーノ) 複数形:krajonoj(クラヨーノィ)

あと、文法が簡単で学びやすいと言いつつも、英語と違ってこんなことがあります。

黒い犬 単数形:nigra hundo(ニグラ フンド) 複数形:nigraj hundoj(ニグラィ フンドィ)
長い鉛筆 単数形:longa krajono(ロンガ クラヨーノ) 複数形:longaj krajonoj(ロンガィ クラヨーノィ)
(ちなみに名詞は語尾が-o、形容詞は語尾が-aです。これも例外無し!)

形容詞にも複数形の”j”が付くんだよね(笑)

英語 単数形:a black dog 複数形:black dogs
ドイツ語 単数形:ein schwarzer Hund 複数形:schwarze Hunde
エスペラント 単数形:nigra hundo 複数形:nigraj hundoj

そういう意味でいうと英語がシンプルすぎるのよね。
ドイツ語とか(他は知らないけど)ヨーロッパの言語では複数形の時に名詞だけじゃなくて冠詞とか形容詞とかも一緒に変化するのが普通なんじゃないかな。
しかも不規則変化も山ほどあって。
エスペラントの複数形で形容詞に”j“が付くのはその名残りなんだろうね、きっと。
ザメンホフさんは英語だけじゃなくて何ヶ国語も精通していたらしいから。

ちなみにエスペラントには冠詞は定冠詞の”la”(ラ)しかありません。
単数と複数の違いはあるのかって? 無いです。
格変化はするのかって? 無いです。分かってるくせに(笑)

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